社会人3年目の日々のこと

日々のこと、これからのこと書きます。

【読書日記】猫のお告げは樹の下で 青山美智子

青山美智子さんの本は読んでいて心が温まる。

時が経つのも忘れてあっという間に読み終わってしまった。


悩める主人公達がある神社に導かれ、そこで不思議な体験をする。

その体験とはお尻に星マークがついた猫が現れ、変わった方法でお告げをしてくれるのだ。

なんでもない言葉をお告げだと気づいた時人生が良い方向に向いていくストーリー。

7つの短編小説の中で自分に当てはまるお話があればぐっと刺さるシーンがあるはず。


一番印象的なのは、漫画家を目指す主婦のお話。

主婦が神社の宮司と対話するシーン。

「手始めに『こうに決まっている』って言うのを外すんです。決まってるって思ってしまった時には、上書きしてみてください。『何も決まってない』と」

「すべては、今からです」


自分自身に思い当たる節があって、自分には無理だと決まってる、こんなこと言ったって聞いてもらえないに決まってる。

ついつい考えてしまいがち。

まずは会社で思ったこと伝えてみるようにしよう。最初から聞いてもらえないって思わない。


決まってない。何も決まってないんだから。

【出会い系サイトで70人と出会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと】花田菜々子

インスタのストーリーで面白いって言ってる人のを見かけて読んでみた本

何も考えずにただツラツラと読める一冊。
こんな人生を送っている人がいるのか〜と羨ましく思ったり、思わなかったり笑笑

33歳既婚、書店員、家を飛び出し別居中。
ある時目に止まった出会い系サイトに登録し、初対面の人にぴったりの本をおすすめしていくストーリー。彼女の奮闘しながらも逞しく生きていく姿に笑いあり、涙あり。
実話ストーリー。

第7章の喫茶「へそまがり」で行われたイベントが印象的。読んでいて1番ワクワクしたシーン。

私ももう一度何かに一生懸命になりたい。
自分の生き方が窮屈で狭い視野しか持っていないことを認識。

【コンビニ兄弟 テンダネス門司港こがね村店】町田その子

2021本屋大賞「52ヘルツのクジラたち」町田その子さん著


今回は「コンビニ兄弟 テンダネス門司港こがね村店」を読んでみました。

「52ヘルツのクジラたち」を読み、他の作品も読んでみたいと言うことで手に取ったのがこの一冊。


北九州の小さなコンビニで繰り広げられる心温まる6編の連作短編集。

とあるコンビニを舞台に、悩みを抱えた人たちがやってきてそれぞれの人生を描いていく作品。この作品のキーパーソンはやはり、老若男女を意図せず虜にしてしまうフェロモン店長・志波三彦。

またふらっと謎に現れる通称なんでも野郎のツナギを着ているヒゲモジャの男。

この2人が次々とやってくるお客さんの悩みを解決していくのです。



今の時代歩けばすぐ近くにあるコンビニ。

どこにでもあるコンビニ中でも、この本の中のお客さんはこの門司港こがね店に決まってやってくる。

普段何気なく気軽に立ち寄れる場所に心温まる、落ち着ける空間があることってとても素敵だと感じた。

フェロ店長視点のピロローグの部分が印象的。

『レジ袋に商品を入れ、会計をして手渡す。そして気持ちを込めて最後に一言声をかける。料理の仕上げは愛情だと言うけれど、接客の仕上げも愛情だと思う。僕はいつだって、今目の前にいる人へ愛を込めて微笑むことを意識している。』

『だって彼らは数多あるコンビニの中からこの店–テンダネス門司港こがね村店を選んで来てくれている。1日の始まりや終わりの準備を、この店で整えてくれている。』

もっと無個性な接客でいいのにと言うアルバイトスタッフに対してファラ店長が言った一言

『コンビニの店員だって個性があっていいんだよ。そしてぼくはね、ふらっと立ち寄るだけの場所だからこそ、最高に居心地のいい空間にしたいんだ』


自分のやりたいことって何だろう、このままの仕事を何年も続けるのか悩んでいる時に背中を押してくれる言葉でした。

いつか私もそう言う最高に居心地いい空間を作り出してみたい。

新卒【仕事が辛いときに読んで気が楽になった本】1

  1. 読書を始めたきっかけ
  2. 始まりの一冊 『福に憑かれた男』喜多川康
  3. 学んだこと

 

 

1.読書を始めたきっかけ

社会人一年目、毎日仕事に疲れて帰ってきて、寝て起きてまた仕事に行く、、

このまま私はこの生活を繰り返して終わっていくのかな、、

仕事も辛いし、本当に行きたくなくて毎日行き帰りの電車で

涙を流していました。←そんなに嫌なら辞めればいいのにね(笑)

 

このままで私の人生終わらせたくないと思い

20代のうちにやっておいた方がいいことって何だろうと

Google検索「20代 やっておくべきこと」

と検索して一番上に出てきたのが自己投資、読書でした。

 

 

 

(思い立ったら何でも即行動、何でも調べて気になったらやってみないと

居ても立っても居られないタイプの人間です。(笑))

 

じゃあまず何の本から読もうかな~

とは言え、今まで全然本を読んでこなかったからな、、

 

 

 

「仕事辛い おすすめ本」と検索して目にとまったのが

 

『福に憑かれた男』喜多川泰の本でした。

 

 

2.始まりの一冊 『福に憑かれた男』喜多川康

本を読んだだけで気が楽になるなんてと半信半疑の気持ちで

読み始めました。

とても読みやすくページ数も少ないため気付いたら読み終わっていました。

 

閉店に追い込まれた小さな本屋が、困難や試練を経て成功していくお話です。

←ざっくりしすぎ?(笑)

あらゆる困難や試練は全て、主人公に憑いた福の神の仕業だったのです。

 

3.学んだこと

ここで福の神が与える試練は、自分の今の現状と重なりました。

 

「大切なのは、目の前の一人の人生に興味を持つことだ。

愛を持ってその人を見ることだ」

福の神は人間社会で成功する上で一番大切な事がらに気付くまでに沢山の

出会いを与え続けることだと言っていました。

 

私の仕事は営業なわけで、、、

うまくいかない日もあるのです。そんな時はきっと福の神が与えてくれて

いる試練などだと思えるようになりました。

 

そしてそれまでの私は、商品を押し売りしていたことに気付きました。

相手の立場に立って何も考えずにただただメリットを伝えるだけ伝えて、、

自分のことばっかりで相手に何も興味を持っていなかったのです。

 

ましてやどんどん心がすれて愛を持って接していなかったかもしれない、、、

 

振り返ってみて営業の仕事こそ相手に興味を持ってしていかなければ

いけないと改めて気付きました。

 

いつか相手も私に興味を持ってくれて

「あなたからだったらこの商品買ってもいいわ」

と言われるような人になりたいと思えるようになりました。

 

少し気持ちが楽になりました

少しだけね、、、(笑)

 

 

あっという間の1年?長かった1年?

自粛が明けて働き始めた去年の6月。

働くことってこんなに大変なのか~と、仕事に行きたくなくて毎日電車の中で

泣きながら帰った9月。

まだ1年終わってないのとも思った12月。

 

働き始めて半年くらいは毎日、グーグル先生に

「仕事辞めたい 辛い」って相談してました。

と言いつつ今現在も毎日泣きそうになりながら行ってますが。(笑)

 

私にとってのこの一年はとてもとてーーも長い1年でした。

 

少しでもこの

「仕事辛い、辞めたい、、」

という気持ちを和らげるために始めたのが、そう読書。

 

(まさか~楽になるわけないだろ。嘘だね

まあとりあえず、読んでみるかという事で、、、)

1月から読書にはまり毎月10冊は読むようになったところ少しずつほんとに

少し気持ちが楽になったのです。

 

これから気ままに思いついたら読書日記更新していきます。

今何かに辛くて悩んでいる人の気休めにでもなれたらいいなぁ。

 

何の「志」なく過ごしてしまった2020年。

 

2021年は志ある1年に、、、、。