【読書日記】ときどき旅に出るカフェ 近藤史恵
この本は、姉に薦められたのがきっかけ。
この本が上半期読んだ中で1番良かったし、人にお薦めしたくなる本だった。
《あらすじ》
平凡な生活を送る瑛子が近所で見つけた日当たりの良い一軒家のカフェ。店主はかつての同僚・円だった。苺のスープなどメニューにあるのはどれも初めて見るものばかり。旅先で見つけたものを再現してだしているという。英子に降りかかる日常の小さな事件は世界のスイーツによって少しずつほぐれていく。
店主・円のカフェがとてもとても魅力的。
月の初めの10日間は、店を閉め世界中のスイーツ研究で旅に出たり、試作品を作る時間。
本の世界ではあるけど、現実としてそんな暮らしができたらとても理想的だと感じてしてしまった。
作中に出てくるスイーツや飲み物はとても興味深く、ネットで検索して調べながら読んでいたらお腹も心も満たされていた。
何より自分の好きな空間で、会話をしたり人をもてなしたり笑顔にしたいという自分のやりたいことの理想形で引き込まれてしまった。
わたしも円のように強く生きる女性でありたい。